初心者向け!VMware Toolsとは?VMware Toolsの概要と機能
今回はVMwareでLinux環境を構築した際にインストールしたほうがいい!と言った、「VMware Tools」について書きます。
初心者が"VMware Toolsってどんなものなんだろうな~"と機能をイメージするための内容になっています。
※自身の勉強用のブログのため、理解しているものの他、多方から情報を寄せ集めて肉付けしています。
Linux環境の構築方法についてはこちら↓
VMwareToolsとは
VMware Toolsは、VMwareの操作性を向上させ、効率的な運用実現するためにVMware社が提供しているソフトウェアのことです。
VMwareを最大限活用するには、VMware Toolsのインストールは必須と言われています。
ゲストOSにインストールして使用しますが、仮にインストールしていなくても、稼働自体には影響しません。
特に、個人的にVMwareを単体で使用する分にはなくても特別影響はないです。
ただし、VMwareToolsをインストールしない場合、重要な機能が利用できなかったり、不便なことも多々あるため、インストールするに越したことはありません。
また、VMwareを基盤としたクラウドサービスを利用して仮想サーバーを構築する場合は、インストールすることを強くお勧めされているようです。
▼IDCFクラウド
ちなみに…記事で紹介した構築方法の場合、VMware Toolsのインストールは[Player]の[管理]にあります。
インストールしてあるのでグレーアウトされていますね。
VMwareToolsの機能
VMware Toolsをインストールすることで、利用できるようになる機能は以下などがあります。
・グラフィックパフォーマンスの向上
・ホストOSとゲストOSのファイルシステム間でのフォルダ共有
・ゲストOSとホストOSまたはクライアントのデスクトップとの間で、テキスト、ファイルなどのコピーアンドペースト、ドラッグアンドドロップが可能
・マウスパフォーマンスの向上
・ゲストOSのシャットダウンや再起動を確実に行う
・ゲストOSのカスタマイズ
・ゲストOSとホストまたはクライアント デスクトップとの時刻同期
・ゲストOS操作の自動化に役立つスクリプト
・ゲストOSの静止スナップショットのキャプチャが可能
などなど、たくさんあります…!
VMware Toolsをインストールしないとどうなる?
冒頭でも書いたように、インストールしていなくても、稼働自体に影響はありません。
しかし、VMware Toolsをインストールしていないと、ホストOSからゲストOSの情報はなにもわからないそうです。
そのため、DNS名やIPアドレスの情報も得られない、即ちゲストOSからハートビート情報を取得できなかったり、ツールバーからシャットダウンまたは再起動のオプションを使用できなかったりします。
※パワーオプションは使用できます
他にも様々な機能があるため、常に最新バージョンのVMware Toolsをインストールして利用した方が便利ですね!
open-vm-toolsとは?
最近では、各Linuxディストリビューションからリリースされている「open-vm-tools」の利用も推奨されているようです。
「open-vm-tools」とは、VMware Toolsのオープンソース版で、VMware Toolsとほぼ同等の機能を持ち、各環境にあわせて最適化されています。
「VMwareTools」や「open-vm-tools」の詳細については、実践的に機能を利用した際に紹介できたらと思います!